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Sycleが搭載している「LFP電池」とは? 従来の電池との違いや性能を詳しく解説

更新日:2023年12月26日

Sycleの採用する電池はLFP電池と呼ばれるものです。

(リン酸鉄リチウムイオン電池)


正極材料にリン(P)・鉄(Fe)・リチウム(Li)を用いた、"リチウムイオン二次電池"のなかで最先端の技術もったもので、安全性が高く、電池のリサイクル寿命が長い特長を持っています。


LFP電池 - レアメタルを使わない、安全性の高いバッテリー

一般的なリチウムイオン電池の極材料と比較すると、下記のようになります。


正極材

コバルト系

マンガン系

ニッケル系

三元系

リン酸鉄系

公称電圧

3.7V

3.7V

3.5V

3.7V

3.2V

理論容量

(Ah/kg)

148

274

274

278

170

熱分解温度

355℃

225℃

180℃

300℃

400℃以上

熱安定性

原材料費率

1

1/8

1/6

1/6

1/10

可採埋蔵量

4

680

47

4/47

83,000

※参考:富士時報2012 Vol.85 UPSにおける新型電池の評価・適用技術


非常用の定置型蓄電池や電気自動車(EV)のバッテリーとし、今後鉛蓄電池や既存のリチウムイオン電池からの置き換わりが期待されています。


・他のリチウムイオン電池と比べて長い寿命

・ニッケルやコバルトのようなレアメタルを使わず、経済的で環境にやさしい

・熱的な安定性が高く、他にみられるような爆発事故や発火の危険性が著しく低い


これらに加えて、Sycleの採用するオリジナルLFP電池には、

・バッテリーの自然放電が少ない

・容量密度を改善し、電圧をカバーしている

といった特長があります。


今後、様々な場所で当社のLFP電池が置き換わり・採用されていくことを計画しております。


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